ミラクルフルーツ

Syncepalum dulcificum

名称 ミラクルフルーツ
別名 ミラクルベリー
学名 Syncepalum dulcificum
分布 ベナン、ナイジェリア、カメルーン、ガボン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、コートジボワール
希少性
絶滅
野生
絶滅
IA類
IB類
II類
準絶滅危惧
低危険
データ不足
未評価
EX
EW
CR
EN
VU
NT
LC
DD
NE
IUCN
危険なし
NR
絶滅
EX
野生 絶滅
EW
IA類
CR
IB類
EN
II類
VU
準絶滅危惧
NT
低危険
LC
データ不足
DD
未評価
NE
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分類 ツツジ目 アカテツ科 フルクリコ属
性質 常緑低木。葉はよく密生する。樹高は1~4.5m。
長さは5~10cm。幅は2~3.7cm。小枝の先端に密生する。
白色の小さい花。
果実 1~2cmほどの赤色の果実。ほんのり甘い。年に2回着果する。
種子 果実に1つ含まれる。

詳細

ミラクリンの正体 ミラクリンは蛋白質の一種で味覚修飾物質という性質を持っています。味覚修飾物質は本来、感じるはずの味覚と別の味覚を誘因する性質を持っています。 甘くなる理由 果実の中にはミラクリンという蛋白質が含まれています。このミラクリンは酸に含まれる水素に結合します。その合体したミラクリンが舌の甘味受容体に結合することで、私たちが甘いと感じるようになります。 ミラクリンは蛋白質なので、高温、強酸、強塩基、重金属などにより失活します。よって熱い物や酸が強い食べ物と摂取すると効果が消えてしまいます。またミラクリンはCa Mgによっても効果が消えます。 世界にはミラクリン以外にも色々な味覚修飾物質を持った植物があります。 以下に主な味覚修飾物質を持った植物を列挙しておきます。 クルクリン クルクリゴ(Curculigo latifolia) キンバイザサ科 果実に含まれる。酸味が甘味に変化する。水も甘くなる。 広東省、福建省、海南島、ベトナム、タイ、カンボジア、マレーシア、フィリピン、ボルネオ島、スマトラ島、ジャワ島、スラウェシ島、ミャンマー、バングラデシュ、アンダマン諸島、ニコバル諸島に分布。 ギムネマ酸 ホウライアオカズラ(Gymnema sylvestre) キョウチクトウ科 葉に含まれる。甘味が無味に変化する。 台湾、オーストラリア、東南アジア、インド、スリランカ、サウジアラビア、イエメン、アフリカに分布。 ジジフィン ナツメ(Ziziphus jujuba) クロウメモドキ科 葉に含まれる。甘味が無味に変化する。 中国、朝鮮半島に分布。 ホズルシン ケンポナシ(Hovenia dulcis) クロウメモドキ科 葉に含まれる。甘味が無味に変化する。 北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、中国、朝鮮半島に分布。 ステルビン イエルバサンタ(Eriodictyon californicum) Narrow leaf yerba santa(Eriodictyon angustifolium) ムラサキ科 イエルバサンタ(Eriodictyon californicum)はオレゴン州、カリフォルニア州に分布 Narrow leaf yerba santa(Eriodictyon angustifolium)はカリフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州、ユタ州、メキシコ(バハカリフォルニア州)に分布。 エリオジクチオール イエルバサンタ(Eriodictyon californicum) ムラサキ科 White root rot diseaseの原因になるRigidoporus microporusという菌が生息していることがあります。 この病気はカカオやキャッサバなどに感染する疾患です。感染した個体は根が白く変化し枯れてしまいます。 主な似ている種 ジャイアントミラクルフルーツ(Synsepalum subcordatum) 中央アフリカ共和国、コンゴ、コンゴ民主共和国、ガボンに分布しています。 全体的に極めて大型になります。樹高は7〜9m、葉は30cmになる大型の樹木です。 Thaumatococcus danielli、ホウライアオカズラもミラクルフルーツと呼ばれることがあります。Thaumatococcus danielliはアフリカ原産でソーマチンという天然の甘味料を含む植物です。それぞれ別種なので注意が必要です。